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ヘキスト
ドイツ行きを思い立った理由

早いもので、ヘキストで絵付け体験をさせて頂いてから、6年が経とうとしています。今振り返ると、よくそんなことが出来たと、自分の行動力に驚き、数々の幸運に感謝したい気持ちでいっぱいです

海外で絵付けを学びたいと思ったきっかけは、単純にいい教室が見つからなかったことと、例えあったとしても、受講料が高すぎて続けられないということでした。またヨーロッパでは、「修行」をするためのシステムがあることを現地の人から聞いていましたし、実際、ドイツから日本の企業に研修にやって来たヤン・ シュラーブレンドルフ(Jan Schlabrendorf)という学生と知り合ったことで、自分も同じことが出来るのではないかと思うようになりました。

「駄目でもともと」という軽い気持ちで、とにかくチャレンジすることに。幸い、英会話の先生シュラーブレンドルフ氏が手伝ってくれることになり、ゆっくりと、でも確実に、小さな思いが実現に向けて動き出したのでした。


2005
4

書類作成

一番初めは、シュラーブレンドルフ氏が電話でヘキストを含むいくつかの陶磁器会社に問い合わせてくれましたが、いい返事はもらえませんでした。そこで彼が提案してきたのは、きちんとした書類を作成し、それを各社に送付するというものでした。その提案を受けて、私とイギリス人の英会話の先生とで、英文の履歴書や推薦文などを用意しました。その中で、日本と欧米との履歴書の違いや、自分で仕事を探す方法を学ぶことができました。


私たちが用意した書類は以下の通り。



(1)問い合わせの手紙

(2)推薦状 (2通)

(3)履歴書

(4)参考作品


これらをパソコンで作成し、データを
シュラーブレンドルフ氏に送付。彼が印刷してファイルにし、彼の手紙を添えて各社に送付してくれました。そんな中、第一希望のヘキストからいい知らせを頂きました。私の作品に興味を持ってくれたようで、きちんとした書類作成の成果があったようです。何はともあれ、貴重な時間を割いて、いろいろ働きかけてくれたシュラーブレンドルフ氏に心より感謝しています。

渡航準備、そして出発

ヘキストが受け入れてくれることになり、そこからは私が直接ヘキストの秘書の方とファックスで連絡を取り合いました。いろいろ検討した結果、2ヶ月間ヘキスト磁器工房で「無償で働く」代わりに、「無料で技術を習得させてもらう」ということになりました。日本ではなじみのないシステムですが、雇う側と働く側、両者にとって好都合な非常に合理的なシステムだと思います。場合によっては、安いながらも給料がもらえることもあるそうです。日本の場合は、何かを学ぼうと思うと、学費(または受講料)を払うのが当り前で、すべての人が平等に学ぶ機会を得る、というわけにはいきません。その点、外国人にも分け隔てなく機会を与えてくれる懐の大きさを、ドイツの職業訓練システムに感じました

ドイツ行きが決まった時点で、次の難関は滞在先。
2ヶ月という長期滞在だったのでホテルはとても高くて無理、できればホームステイができないか…ということで、とりあえずドイツ観光局に問い合わせてみました。幸運にも長期滞在者向けのホームステイ先を斡旋している現地の会社を紹介してくれ、再びファックスでやりとりすることになりました。こちらの滞在理由や希望地を書いて送った結果、ヘキストの会社に歩いて行けるところのホームステイ先を紹介してくれました。あまりにも順調に決まったので、正直驚きました。でもこれで渡航準備もほぼ終了。残すは航空券の購入だけになりました。

1999528日、名古屋空港よりキャセイパシフィック航空、香港経由フランクフルト行きでドイツへ出発。2ヶ月のドイツ滞在 + 小旅行のため日本を離れたのでした。

(記:2005年)

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