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芸術館・菩提樹

絵付けについて
絵付けの技法

絵付けの技法には、大きく分けて2つの方法があります。1つは素焼きの陶器に絵付けをし、釉薬をかけて焼成する下絵付けの方法。「染め付け」と言われる青系の絵柄は下絵付けになります。そして白い陶磁器に絵付けをし、絵の具を焼き付ける上絵付けの方法。「チャイナペイント」と言われ、マイセンなどの洋食器の絵柄は上絵付けになります。

上絵付け

上絵付けの技法は、最近では、「チャイナペイント」または「ポーセリンペイント」と呼ばれ、日本でも多くの人たちが趣味として始めるようになりました。上絵付けは、鉱物系の絵の具を電気窯で760℃〜820℃で焼成して、白い陶磁器に焼き付けます。普通の場合、絵の具は粉末状で、パレットナイフを使ってガラスまたはタイルの板の上で、オイルと混ぜ合わせて使います。絵付けをする際は、テレピンという溶剤で絵の具の濃さを調節しながら描いていきます。(「絵付け用具」を参照)

簡単な絵柄は、1回の焼成で出来上がりますが、複雑で繊細な絵柄は2〜3回、焼成温度を少しずつ下げながら焼成して仕上げていきます。

絵柄のスタイル
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絵柄のスタイルには、大きく分けて2つあります。1つは、日本でも人気のマイセンの花のような絵柄で、「ヨーロピアン(スタイル)」と言います。比較的小さな絵柄に用いられ、繊細で細かい作業が必要です。線描きの技術が重要でかなりの熟練が必要ですが、ある程度作業の手順が決まっているので、初心者の方には向いています。

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もう1つは、近年注目されている「オールドノリタケ」に見られるような油絵風の大きな絵柄で、「アメリカン(スタイル)」と言います。細い筆は使わず、花刷毛(はなばけ)と呼ばれる平筆で大胆に描いていきます。主に、アメリカで発展した描き方と聞いています。日本ではあまりポピュラーではありませんが、細かい手順にとらわれず自由に制作できます。ただし、花刷毛の扱いは難しく、使いこなすにはかなりの熟練を必要とします。細かい作業が苦手な方や、絵を描く楽しみを味わいたい方に向いています。

日本独自のスタイル

「アメリカン」の中でも日本独自の技法があります。それは、「描き絵(かきえ)」と呼ばれる日本で開発された技法です。この描き方は、「オールドノリタケ」の作品に多く見られ、描き絵の商品が、明治〜昭和にアメリカへの輸出品として、大量に生産されていました。

私が北田先生から学んでいるのも「描き絵」の技法です。チャイナペイントの世界で言う「アメリカン」は、アメリカから入ってきた技術で、ヨーロピアン同様、複数回焼成を重ねて完成させます。「描き絵」の場合、特殊な装飾(金彩や金盛りなど)を伴わなければ、ほぼ1回の焼成で完成できます。多くの職人たちよって大量生産されていた頃、迅速に絵付けをするために生み出された素晴らしい技術なのです。

アメリカに渡った「描き絵」の商品を見て、アメリカの方たちが模倣して生まれたのが「アメリカン」なのだそうです。絵を見ただけでは解き明かされなかった日本の技術。そんな技術も継承者がいなくなって消えようとしています。それはとても悲しく、もったいないことだと思います。私の技術はまだまだ未熟ですが、これからも「描き絵」を勉強し、少しでも長くこの技術が残ってくれるよう、微力ながら頑張りたいと思います。

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